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【今話題】スマホ新法でiPhoneはどう変わる!?

created_at 2025-08-21 10:02:18  author 猫川
今年の12月から全面施行される"スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律"、通称スマホ新法ですが
色々なメディアがこの法律を取り上げて不安を煽ってPVを稼いでいます、というわけで私のこの弱小ブログでも取り上げてPVをがっつり稼いでいこうと思います。

まず結論から言うと、何も変わりません。

せいぜいブラウザで拡張機能が使えるようになったり、課金にかかる金が少し安くなるぐらいじゃないですか。
iPhoneのセキュリティが完全崩壊してウイルスまみれになる〜〜〜なんてことはありません。誇張です。東◯経済の釣りです。(断言)

サイドロードがついにiPhoneでできるようになるぞ!と言うけれど、Androidのようななんでもありの最高な無法地帯になるわけではないそうです。
EUでは、アプリの配布にちゃんと年間15,000円かかるApple Developer Programの登録とアプリストアの審査が必要になっています。
(マジクソ、iPhoneアプリ勝手に作ってnekokawa.netでストア作ろうと思ったのに、金取んのかよ!?くそったれ!)

だからiPhoneのセキュリティが若干緩まるとは言え、ウイルスの巣窟になるというのは明らかな嘘です。
じゃあ、新機能が使えなくなるかもしれないという噂はどうなんだ?と。
日本よりも先にデジタル市場法という名前で似たような取り組みをしたEUでは、新機能の一部が提供されないということがあったそうです。
Appleが公式になぜそうしたのかを語っているソースはないので完全な主観ですけど、EUの過剰な要求が理由なのではないかと思ってます。
EUのAppleに対する制裁は、Type-C化とか良い仕事だけが知られて正義の味方のように語られていますが、そんなことはありません。
何かといちゃもんをつけて守れなかったら6兆円払え、みたいな要求をするからそれに応えられないとしてEUで機能制限が起きたんです。
一方日本のスマホ新法がAppleに求めているのは、
・Appleやそのスポンサーのソフトを優位に見せたりしてはならない(第六条)
・AppStore以外のストアを使えなくしてはならない(第七条)
・競合になる機能や製品を意図的に使いづらくしてはならない(第七条)
・AppStore以外での課金を禁止してはならない(第八条)
・アプリでのWebkitの使用を強制してはならない(第八条)
・ユーザーが使う機能使わない機能を選択できるようにする(第十二条)
と言った公平さを求める内容で、EUのDMAのような滅茶苦茶な要求と違い筋が通っています。
なので新機能がスマホ新法のせいでもう全部使えなくなってオワコン!!!なんて釣りは無視してください。

ただ、このゆるさが故に、私は何も変わらないと思うんです。
Webkit強制の禁止のおかげでFirefoxでPCと同じ拡張機能が使えるようになるかもしれません。
あと課金でかかる金がちょっとだけ安くなるかもしれません。
あとKindleアプリで本が買えるようになるかもしれません。
でも本当にそのぐらいです。それ以外は変わりません。
だから余計な期待を膨らませても裏切られることになるし、余計に絶望しても何も意味ないです。

ということで、◯洋経済の釣りタイトルには釣られないようにしようね!
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